東京木材問屋協同組合


文苑 短歌


二月雑詠

深川木好

一,大寒に鴎寒かろ電線に
  羽根を寄せ合い暖をとる朝

一,小一の孫を見送る通学路
  如月の風頬に冷たし

一,通学路溜りし水に氷張り
  元気な子等は踏み砕き行く

一,大寒や氷雨降る中庭隅に
  水仙の花色鮮やかに

一,立春や空の青さよ白い雲
  下校の子等をそっと見守る






前のページに戻る

Copyright (C) Tokyo Mokuzai Tonya Kyoudou Kumiai 2008