東京木材問屋協同組合


文苑 随想

材木屋とエコ 環境 省エネ(第10回)

◆東京 エコ スタイル展 2011◆

(株)コバリン 奥澤 康文


 新年明けましておめでとうございます。昨年は、大震災(3月11日)や各地の水害等で、多くの悲しく辛い出来事があった。今年は辰年で年男の私は、運気が上昇する予感がする。健康にも気をつけ精一杯頑張りたい。明るい話題の多い年であって欲しい。

【東京国際フォーラム】 11月22日(火)、東京都民銀行創立60周年記念及び八千代銀行普通銀行転換20周年記念である『キラリと光るモノづくり交流展』に出展。天候は快晴で無風、寒い早朝であったが、久々の好天に気分は爽快。
当日は百数十社が参加し盛大に挙行。材木屋は当社のみ(?)であったが、多様な異業種が一堂に会し、熱気に溢れていた。
当社の目玉は『もみがらエコボード』(※)と『木材』との斬新なコラボレーション。夫々の自然素材の長所で相乗効果を表現する事だった。
 (※)
特許庁長官奨励賞受賞(2011年11月16日付)開発当初は好奇の目で見られていたが、これでようやく市民権を獲得した感がある。
午後3時頃、小林頭取がご来場。気さくに実物を手にして、色々なご質問をされ、感心をされておられました。スタッフ一同光栄な瞬間でした。
入場自由で無料。他の銀行の方はじめ、1万人超の来場者で、大変な盛会だった。当社ブースには数百人が来場し、対応に苦慮する嬉しい場面もあった。
東京都民銀行 
小林頭取(中央)
 
写真左は、説明に熱心に聞き入る女性達。男性より女性の方が概して関心高い。実際に何度もさわってみて、自然エネルギーの有効活用に興味津々。優しい女性の旺盛な感性に期待したい。
説明中の男性は、『コバリンのヨン様』(?)こと、小柳所長(秋田営業所)。自社の『天然木&籾殻展示場』をフル活用し、各種の趣味やイベントを常設。マスコミへの露出度も高い。


【頼もしい同級生の人脈が拡大中】

写真右は、筆者(左)と南條君(大学時代の同級生で建設会社部長)。静岡から応援に来てくれた。
10月15日の同窓会で35年ぶりに再会したばかり。
11月10日、同級の酒井君も当社を訪問。同級、同窓の輪を拡大し、自然素材で日本を元気にしたい。
縁は異なもの味なもの。『一期一会』に感謝!!


【和服にもマッチします】

当社女性社員(*)の説明に熱心に聞き入る来客者。和服と自然素材のコラボも見事。『*:着付け歴20年。松田聖子ちゃんから、あっ、岩下志麻に変身(?)』
女性社員の同級生の工務店社長も友情出演で来場して戴き感謝。今後の波及効果を期待したい。
和服の女性がパンフを配布したのは当社のみ。振り付けが、『木の町深川』の情緒を醸し出していた。


【スタンバイ OK、さあ行こう!】

写真右の前列右は、『もみがら伝道師』(*)の小松社長。この日のために、遥々、秋田から手伝いに来場。建築に自然素材をマッチさせる名人。自然素材の普及に人生をかけている異色のデザイナーでもある。(*:筆者の勝手なインスピレーション…です)
前列左は、販売責任者の小柳所長。意欲満々で、カラオケでもセミプロ級の味を出す。♪♪♪
写真左は当社事務所に掲示したエコ展の記念パンフ。準備は大変だったが、いい勉強になった。各社共熱心な宣伝合戦を繰り広げた。
他社の技術革新・開発に賭ける真剣な意気込みがヒシヒシと伝わってきた。歴史や文化でも栄枯盛衰があるが、商品も同様で生き残りが益々熾烈になる。


【出展の準備と今後の課題・展開】

写真右は、当社の小柳所長と談笑する都民銀行深川支店の湯山課長。当日は、朝9時に来場。今回の陰の功労者である。事前に何度も打合せした。
企業同士の商品開発意欲や経営姿勢等学ぶべきものが多かった。切磋琢磨で活性化実現を目指そう!!
特別講演は、『行列のできる法律相談所』で人気の北村晴男弁護士始め、伊藤元重氏、二宮清純氏、アッサラット氏(タイ国)で、大好評だった模様。


【あれ! メルヘンの世界からピノキオが・・・】

真右は、『もみがらデザイナー』の金野氏。小松社長と共に秋田から応援に駆け付けてくれた。彼の手にかかれば、もみがらのサイズや形状は自由自在。社名や人の名前も魂の入った芸術品となる。糸鋸で、動物や文字が生き返る。木より柔らかく、加工しやすい。
東京では喫煙場所探しに苦労していたが、秋田に帰れば子煩悩な新米パパでもある好青年。


【準備の苦労を感じさせない、元気で愉快な仕事師たち】

前日の午後1時から現場での準備開始。せっかく用意したので、できれば2〜3日間やりたかった思いがある。写真は小松社長と金野さん。
『木材』と『もみがら』のコラボは斬新であり、温もりや和みの新境地を開拓。現代のデジタル時代に思わぬ好評を博した。
新聞社やコンサルタントの方も来場され驚き。


【エコ展の感想】
新素材や新商品を探す各社の強い意欲には驚いた。当社の新素材が大震災で被災した人々のプレハブ住宅、病院、幼稚園、施設等に広く転用の可能性を示唆する声もあった。籾殻を生れて初めて見た、初めて触ったという人も少なからずいた。籾殻の現状は大半が廃棄や焼却されている為、自然エネルギーの有効利用に関心大の人々を間近にでき嬉しかった。極めて有益な一日であり、今後につなげたい。


【秋田営業所内の天然木&もみがら展示場】(地元の人が積極的に利用中です。)

玄関を入ると、広々と素敵な空間があなたを別世界へ誘います…。日本初の展示場へ大変身しました。
会場は広く、かなりボリュームある展示もできます。
写真、絵画、書道、工芸品等用途は多種でも可。
作品を飾るには、もってこいの長いテーブルと仕切り板壁がたくさんあり最高です。あなたの作品が映えます。
裸足でも冷たくなく、固くもなくて、柔らかすぎもせず、イイ感じです。特に、夏場のすっきり感は最高!
このボードにも展示します。自然素材に愛着ある人にぴったりの空間で、気持ちがとても爽やかに。
11月下旬、震災復興支援をしている4人の写真家の為に使ってもらい、大勢の方が来場しました。

2011年11月27日(日) 記

前のページに戻る

Copyright (C) Tokyo Mokuzai Tonya Kyoudou Kumiai 2012