東京木材問屋協同組合


文苑 随想

材木屋とエコ 環境 省エネ(第15回)

新緑の躍動 大宮公園ベスト3

(株)コバリン 奥澤 康文
http://www.kobarin.co.jp


【新緑はパワースポットだ】
5月4日(金)はみどりの日。田舎育ちの私は、「緑」に深い愛着を感じる。大宮に転入し早20年、人生の節目(還暦)でもあり、善は急げと日頃の運動不足解消も兼ね、大宮公園を何度か散策してみた。長く寒い冬が終わり、春を待ちわびた花や樹木が一斉に新緑の息吹を迎えた。公園内の3大名物の植物は、『ソメイヨシノ』、『ハナミズキ』、『ハンカチノキ』。写真では限界がありますが、素晴らしさの一端をご紹介します。又、私の夢は沖縄から北海道迄の日本列島を縦断し、桜前線と一緒に旅することです。今は無理ですが、いずれ実現したいと思います。

【ソメイヨシノ】
4月8日(日)、4月15日(日)満開の桜と散った後の桜吹雪に感動。

ボート池の対岸の桜並木も、見事な枝ぶり。風に吹かれ、花びらが水面を流れていた。 一輪の花をアップしました。開花は平年より1週間遅かったが、すぐ満開となった。
晴天で、大勢の人出。飲食と歓談の時。去年の今頃を思い起こしている人も多いだろう。 桜吹雪。花の命は短い。葉桜も良かった。来年もまた、きれいな花を咲かせてほしい。


【ハナミズキ通り】
4月30日(月)休日の午後 第2公園の入り口付近。

通りの西口から、静かな住宅街に伸びている。木下をゆっくりと歩いてみると、実に感動的です。 薄紫の花びらが微風に揺れて、きれい!!青空であれば、もっといい画像が撮れたのだが。
いつもは静かな住宅街もこの時期は大混雑。観光客も地元の住民も、新緑を眺めながら行き交う。 白と薄紫の花びらのコントラストが見事。双方が混じり合い、相乗効果がでている。
通りの終点には水車が回る。その脇には見沼用水。子供の頃見かけた水車だが、懐かしい。 ハナミズキ通りの東口。見物客が絶えない。老若男女が、夫々に思いを込めて感嘆する瞬間だ。


【ハンカチノキ】
4月28日(土)、4月30日(月)の午後。第1公園内の日本庭園。落ち着いて見たのは初めてだった。遠方から1時間以上かけて見に来る人も大勢います。

大宮公園内に、1本だけ。白い花のように見えますが、「ガク」との事。小さなハンカチに見える。 まだ、3分咲き程度で、これからが本番です。デザインがとても不思議な感じです。
中国が原産地で、成長すると高さが20mに達する。この木も数百年後にはそうなるだろう。 お茶会の帰りか?セレブなご婦人達。日本庭園には、やっぱり、和服がお似合いですね。


【その他公園内の動植物】

雨上がり。筍がにょきっと、顔を出した。一晩で1mも伸びるという。驚異的な生命力を感じる。 熊笹の陰で、猫が気持ち良さげに日光浴。人間同様に、天気がいいと外に出たくなるようです。
つつじも見ごろ。この季節は、まさに百花繚乱。自然の美の饗宴(or 競演かな?)ですね。 大宮氷川神社境内は鬱蒼としている。湿度の関係で、樹皮に苔が生えています。
民家の庭先のハナミズキ。白、赤、緑のコントラストが印象的でいい。 日本庭園内を流れる小川。暑い日には清涼感があり、耳を澄ませば気持ちが落ち着きます。
公園内の日陰に咲いている「シャガ」の花。アヤメ科で、繁殖力が強い植物。 大きな花瓶状の植え込みの中が花で一杯。感動的な豪華絢爛さでした。

2012年5月6日(日) 記

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