2018.01.25

木のはなし

飛行機と木材

最も大きい飛行機は主構造を木材(スプルース)で作られたスプルースグースです。

 

飛べなかったガチョウ スプルース・グース Spruce Goose

世界最大の木製飛行機はアメリカの大富豪ハワード・ヒューズが作った H-4「Spruce Goose」

です。ボーイング747ジャンボ機より大きな飛行艇(写真1,2)で、第二次大戦末期、金属を節約するため非戦略物資であった木材を使って作られました。構造材にスプルースを、外板にバーチ(樺)を使い1947年に完成しましたが、すでに戦争は終結し軍用に使われる見込みがなくなり、1947年12月2日、試験飛行でヒューズ自らが操縦して高度20m、距離1,600mを「飛行」したのが最初で最後でした。その後「Spruce Goose」はロングビーチに保管されていましたが、数年前にこれも飛行機好きの大富豪(Evergreen航空社長)に買い取られオレゴン州にある航空博物館に保管されています。

 

また、世界初の有人動力飛行を行ったライト兄弟のライトフライヤー号の主構造も木造でスプルースだったそうです。比重のわりに強度が高いということでスプルースが使われていたようです。

 

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