工事の記録
RECORD OF CONSTRUCTION

 
平成21年3月12日、木材会館新築工事「上棟式」挙行さる。

新木場、木材会館建築現場内において木材会館新築工事「上棟式」を組合役員、設計監理者の㈱日建設計、施工者の大成建設㈱等の工事関係者が出席して厳粛に執り行われた。上棟式の後、工事関係者の案内により建築現場の見学会が行われた。

○発注者代表挨拶
吉条理事長は発注者代表として「本日、晴天に恵まれましたが“天気晴朗なれども風強し”でございます。今後も心を引き締めて建築工事に当たって頂きたいという事ではないかと思われます。本日の記念すべき上棟式は、各職種の職方の皆さんの献身的な仕事によって迎える事が出来ました。心から御礼を申し上げる次第です。また、設計監理の株式会社日建設計様、施工者の大成建設株式会社様、誠に有難うございます。心から敬意と謝意を表します。私の後ろにある梁は長さが12m、幅が1.8mございます。この梁を使い“木の強さ、美しさ、優しさ”をどの様に表現して頂けるのかとても期待しています。構造力学の粋を集め、また、それを裏付ける実験の基、この立派な梁が天板として架かって初めて上棟と相成ります。私は設計者である日建設計の山梨さんに始めてお会いした時、都市の建築物においても木材が如何に素晴しい建築資材であるかという事を認知して頂ける様な建物の設計をお願い致しました。木と木を組み合わせ、木のめり込みにより、木と木が互いに力を合わせて強度を発揮するという素晴しいものを作って頂きました。本当に有難う御座いました。今後は仕上げ工事が始まって参ります。どうか安全第一で素晴しい木材会館にして頂きます様お願いを申し上げます」旨の挨拶を述べた。

○設計者代表挨拶
次いで、設計者代表として株式会社日建設計 設計部門副代表兼設計室長 山梨知彦様が「そもそも、組合さんからお話を頂いた時、材料に新しい、古いはあるのか。伝統的な材料の木は古く、プラスチック、コンクリート、鉄が新しいのかと考えました。情報化社会を支えているICチップは新しい材料ですが、実はシリコンという砂粒から出来ている。つまり、材料が新しい古いではなく、物を作る人間の知恵が入っているか如何かで、新しくも古くもなる。今、仮に木が古臭い材料と見られているならば、僕ら設計屋の知恵が入っていない。無い知恵を絞り、それを入れる事により、21世紀のオフィスを作る新しい材料になるのではと考えました。木の不燃の使い方については、組合の皆さんはご存知の様に、薬剤による不燃処理を施した場合は石の様に堅くなり木の味が薄れます。また、ツキ板という薄く削いだものを使用すると、これが本当の木かと言えば少し寂しいところがあります。ここでは120角等の木材を使用して木の味のあるものを組み上げようと考えました。また、伝統に習って接着剤を使用せず、必要最低限の金物で組み上げる作り方をしています。嘗ては大工さんが一つずつ行っていた伝統的な“追掛け大栓継ぎ”という匠の仕事の中でも難しい仕口を最新のコンピューター技術を駆使して工作しました。後ろにある梁もその様な伝統的な仕口を現代の技術で組み上げています。まさに我々が目指したものが出来ました。此処にまで至る事が出来たのは、発注者である組合の皆さん、施工者の大成建設さん、そして、僭越ではございますが設計者の我々日建設計、3者の知恵を交えた結果でございます。本日上棟を迎えます。本当に嬉しいの一言に尽きます。ただ、ここで気を緩めません。あと数ヶ月ではありますが、全力で最後まで良い建物を作るべく頑張りますので、今後もご指導宜しくお願い致します」旨の挨拶を述べた。

○除幕の次第(木材会館新築工事現場最後の木造梁)
○上棟梁への記名の次第
○来場者と木造梁の記念撮影
○玉掛けの次第
○上棟梁の吊り上げの次第

○施工責任者挨拶
最後に施工者責任者として大成建設株式会社 東京支店 木材会館新築工事作業所長 森山多加浩様が「一昨年の11月、木材会館新築工事の仕事を始めさせて頂きました。それから本日まで皆さんのご協力、ご支援、ご指導を受けまして本日無事に上棟を迎える事が出来ました。誠に有難うございます。生憎の強風の為、上まで上がっておりませんが、風の合間を見まして責任を持って上棟をさせて頂きますので宜しくお願い致します。竣工まで3ヶ月であります。木造の屋根は上棟にまで漕ぎ着けましたが、本体部分の処理工事が残っております。やはり竣工して、発注者の皆さんにお引渡し、素晴しい建物を作ってくれたと言われる様に日建設計さん共々頑張って参りますので、最後までご支援ご助力の程をお願い致します」旨の挨拶を述べた。

○現場見学会

一覧へ戻る