内装に木材を使用する工夫

ある規模以上の建物では、一般的に内装制限があり、不燃材を使用することが定められています。これに対して、2000年に改定された建築基準法によって、 火災時に人間が避難できる安全性が確保されれば、この制限を緩和できる道が開かれました。(避難安全検証法) 

『木材会館』では、この制度を利用して、天井の高さを通常より高く確保し、火災が発生しても煙が上空にたまって、その間に人々が十分余裕を持って避難でき るように設計しました。
定められた計算方法によって安全性を検証し、確認検査を受けることで、建物全体で内装に無垢の木を自由に使うことが可能となり、居住性に優れた空間が実現しました。

天井を高くすることで、煙がたまるようになっています。

内装に木材を使用する工夫