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古来、日本の建物においては、 木材は構造体であると同時に化粧材でもありました。

檜のホールの屋根を支える大梁は、檜の12cm角で組まれています。コンピューター制御のNC加工で、伝統の「追掛大栓継手」 を施し、カシの木栓をはめ込んで繋がれ組み上げられました。
木と木を組み合わせ、木と木のめりこみにより、木と木が互いに力を合わせて強度を発揮しています。
補助的にボルトで締めあげることで一体化された巨大な形状の大梁は、様々な実大強度実験をクリアし、安全性を実証することができました。
木梁と木梁の間に設けられた天窓から光が降り注ぎ、ホールと木梁を柔らかく照らしてくれます。

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