文化厚生委員会 青年部 ~活動報告~「チケットサービス」(大相撲観戦)

2020.11.22

文化厚生委員会青年部
幹事 豊田達也
(豊田木材株式会社)

 本年度の「チケットサービス」として、前年度に引き続き3回目となる「大相撲観戦」を企画しました。例年9月場所で企画しておりましたが、今年は新型コロナウイルスの影響で団体受付が無く企画できませんでしたが、大人数での移動による感染拡大防止を考慮し、11月の九州場所が通常の福岡ではなく、東京(両国国技館)で開催されることになり、団体受付が再開されたことから、11月場所での案内となりました。
 11月場所は新型コロナウイルス感染症対策として、本来1万人以上入る観客の数を約5千人に制限して行われ、座席や観戦方法の変更としては、4人桝席は2人桝として使用し、イス席は1席空け(前後左右の席を空け使用)、場内は禁酒、水分補給以外の飲食は所定の飲食スペースのみとし、マスク着用、ミニ消毒液配布等、様々な感染対策が講じられていました。
 観戦当日の11月22日は千秋楽ということもあり、早い時間からたくさんのお客さんが来場していました。例年であれば自分の応援している力士が出てきたら大きな声援を送るのですが、今場所は大声での声援は禁止との案内があり、出来ることは拍手のみ。いつもより静かな国技館でした。
 取り組みに関しては両横綱不在で少し寂しい印象はありましたが、本割の結びの一番では、一敗の大関「貴景勝」に二敗の小結「照ノ富士」が勝ち、優勝決定戦でもう一番取るという展開になりました。さすがにこの瞬間は静かだった国技館内にも歓声が沸いていました。優勝決定戦では「貴景勝」が押し出しで勝利し、小結だった一昨年の九州場所以来となる二回目で、大関としては初めての優勝を手にしました。
 今年は今までにない形での大相撲開催となりましたが、日本相撲協会の「新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン」に基づき、徹底した対策が実施されていました。例年よりも静かな国技館ではありましたが、行司の声や力士がぶつかり合う音が2階席まではっきりと聞こえて来て、いつも以上に臨場感が感じられました。しかしながら満員御礼という今までの姿には戻っていない状況でしたので、一刻も早い新型コロナウィルスの終息を願うばかりです。