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2018.02.07

木材うんちく

深川の開発と地名の由来

「新編武蔵風土記稿」は、深川の開発と地名の由来について、次のように述べている。「摂津の国(大坂)からこの地に移り住んでいた、深川八郎右衛門という名の者がいた。徳川家康がこの当たりで猟(かり)をするに当たって、八郎右衛門に地名を尋ねたところ、まだ定まった地名もないと答えたところ、‘’然ラバ汝ガ苗字ヲ以テ村名トナシ起立セヨトノ命‘’がなされ、慶長元年より新開の地として深川村と唱えるようになった。このように、江戸の初期(慶長年間)から深川八郎右衛門が、堅川以南、小名木川以北(現在の森下付近)を本拠に、土地の埋め立てを始めたのが深川村の興りとなったとされている。このはか、当時深川の土地開発に努めた主な人物として、小名木川という川の名で残っている小名木四郎兵衛、千田町を開発した千田庄兵衛などがいる。(引用・参考文献「深川警察署百年史」) 江戸東京木材史 P61

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