2025.07.01
情報・趣味インドネシアの噴火
2025年 レウォトビ火山で大規模な噴火が発生、レウォトビ・ラキラキ山はインドネシア・フローレス島にある
近年南太平洋の火山活動が活発になってきた
インドネシアで噴火が起きると、木材出材は大丈夫か?などと問い合わせがある
レウォトビ火山はフローレス島にあるので、木材産業に影響はない
この10年のインドネシアの噴火を見てみると
- 2015年のシナブン山噴火 北スマトラ
- 2023年のマラピ山噴火 西スマトラ
メルクシパインの 産地は、ジャワ島・スマトラ島 他で、火山噴火の影響で、材料不足との連絡は入ってこなかった
インドネシアから日本に輸出されている木材製品 (原木輸出はほぼない) は、メルクシパイン・ラバーウッド(ゴム)・ファルタカ を原材料とした集成材製品があります

よもやま木材図鑑 Indonesian LEAGAL WOOD [Indonesian Timber Legality Assurance System]
メルクシパインの丸太は、インドネシア政府が伐採量をすべて管理していて、最頻ウィr作る工場の前年実績を基に原木仕入れ量が決まります
原木価格は毎年1月に インドネシア政府から発表され、2月から新年度材が工場に運び込まれます、年間総量が決まっているので、11月頃には残りの材料も少なくなり原木品質も落ち A材(製品グレード) の出荷が減ります
よもやま図鑑 メルクシパイン (Merkus Pine)
ゴムの原木は ラテックス(樹液) を採取し終わった老木を使います
タイヤ需要の多い時には少しでも長く採取したい為、伐採ローテーションがくずれます
タイヤ需要の多い時には少しでも長く採取したい為、伐採ローテーションがくずれます
ゴムの伐採もインドネシア政府の許可がないと切れません
毎年2月頃伐採許可が出ますが、今年(2025年)は許可が遅れて原料不足から生産(集成材)がストップしている工場もあります 伐採許可が出すのが7月過ぎると言われており、当然のことながら価格は値上がりしています
よもやま話 ゴム (ゴムノキ Rubberwood), よもやま図鑑 ゴム
よもやま話 ゴム (ゴムノキ Rubberwood), よもやま図鑑 ゴム
ファルカタは成長が速いため(早生)、4年くらいで伐採期となります
生産工場がファルカタの苗木を毎年、村の住民に配ります
住民は自分の家の近くに植え、自然に成長し、大きくなったら短く切りバイクなどに積み工場に持ち込むと、買い上げてもらえます
毎年、何万株もの苗木を配るスキームで、現材料を確保しています
よもやま図鑑 ファルカタ
生産工場がファルカタの苗木を毎年、村の住民に配ります
住民は自分の家の近くに植え、自然に成長し、大きくなったら短く切りバイクなどに積み工場に持ち込むと、買い上げてもらえます
毎年、何万株もの苗木を配るスキームで、現材料を確保しています
よもやま図鑑 ファルカタ
1991年のピナツボ火山大規模噴火(フィリピンルソン島)は、1993年に日本で記録的な冷夏を引き起こし「平成の米騒動」の原因の一つとされている
コタロウ